折り紙と大和比
折り鶴を折った事がある人は多いと思います。
正方形の折り紙を対角線に折ると√2の寸法が出来ます。
1:√2の長方形はチラシやコピー紙のプロポーションです。
この比率を「白銀比」と呼びます。
ピラミッドやミロのビーナスは「黄金比」が使われています。
白銀比は「大和比」とも呼ばれて、
日本の建築物、仏像の顔や法隆寺の五重塔を上からみた形状、
生け花や彫刻にもつかわれいます。
当然のことながら昔からの大工さんはこの大和比を駆使しています。
大工さんの使っている曲尺には表目と裏目があり
裏目には大和比の目盛りが刻まれています。
今でいえば大工の棟梁は最先端のコンピュータ技師であり
数学者でもあり、芸術家でもあったのです。
尊い。