軍師官兵衛
こんばんは、設計部の寺島です。27回目のブログです。
最近、NHKの大河ドラマの「軍師黒田官兵衛」にはまっています。
黒田官兵衛という武将を最初に知ったのは、
司馬遼太郎さんの「関ヶ原」という作品に出てくる
次の逸話からでした。
豊臣秀吉がある時「自分が死んだ後、誰が天下を獲ると思うか?」
と、廻りの者に聞いたことがあったそうです。
まだ、秀頼君も生まれる前のことだったので、
最初は遠慮していた者たちも、「徳川家康」をはじめ、
主だった有力な大名の名前を次々に述べたそうです。
しかし、最後に秀吉が「ちょっと違うな」と言いました。
廻りの者達が、「では誰が次の天下人になるとお考えか?」と聞くと、
秀吉は、「黒田官兵衛」と答えたそうです。
「あの者ならば、自分が死んだ後と言わず
生きているうちであっても、
たやすく天下を獲ることができるであろう。」
と、述べたそうです。
でも、大河ドラマを観ていると、黒田官兵衛、結構苦労しています。
主君の小寺氏や他の重臣達との意見の対立や、
少数の兵で多数の敵兵と戦かったり、
一人息子を人質に出したりと、結構大変です。
最近の一番の見どころは、秀吉の最初の軍師の
竹中半兵衛とのやりとりです。
竹中半兵衛は、若くして亡くなってしまいますが、
官兵衛を秀吉の軍師として、自分の後継者にするべく、
時にきびしく接するものの、
官兵衛が窮地に陥ったときには、
陰でちゃんと助けてくれるのでした。
かっこいいです。