加工場を持つこと
よく、お客様にモデル棟を持たないから、加工場・倉庫を持たないから、住宅価格が格安にできると言う会社がありますね。
それは、大きな間違いです。「店舗だけで商売する営業本意」と言う会社が最近多いですよ。
私が思うのは、既製品だけで家を売る会社は加工場や倉庫はいらないのです。
カタログを見て発注、そして現場に搬入して職人さんが出来合いの品物を取り付けるだけで簡単です。
プラモデルを作るようにね。
最近木造住宅でも多いのがカタログ価格を見て選ぶ、デザインを見て選ぶ、その集合体が住宅になるのです。
カタログの許容範囲以外は特注で3割~5割増しとくる。そうするとお客様にも割増しが掛かって来る仕組みです。
ですから、特注は高くなるからやめましょうとか言いますね。
佐久平駅周辺のプレハブメーカーと同じですよ。
でもね、実際のところ住宅は、いろいろなパーツが組みあって思い通りのものができるのです。
住む人の体型や性格や好みがあり、必ずいろいろな納りが出てくるのです。
そこで、加工場が必要になるのです。細かい寸法を打ち合わせして加工するのです。
そうした作業こそ、職人技で昔から伝わってきたものです。
住宅は奥が深い、そうゆう住宅をこれからも造っていきたいと思います。